【実態】Ruby on Railsオワコン・やめとけという噂は本当なのか?実際の需要から分析してみた
今回はこのような悩みを持っている方に向けてお話していきます。
世界的に見てもRubyのシェアは上昇しています。IT系の転職エージェントで求人を探すと、場合によってはオファー年収が1000万円以上にもなります。
そんな人におすすめなのが、IT業界に詳しい転職エージェントに登録して相談することです。
転職エージェントは、エンジニアを採用したい企業の担当者と常に情報交換を行っているので、
- 現場でどんなスキルが求められるのか
- Rubyエンジニアが自分の市場価値・将来性を高めるにはどうするべきか
をよく知っています。業界のプロからの客観的な意見は「自分はどうするべきか」を考える上で良い判断材料になってくれます。
「登録=絶対に転職」というわけではないので、「話だけ聞いてみる」つもりで登録してみましょう。
IT・Web業界に特化した転職エージェント。
求人を出している企業から頻繁にヒアリングを実施している。
「個人では得られなかったような詳細な情報が聞けた」と利用者からも評判。
【第2位】Green(公式:https://www.green-japan.com/ )
エンジニア、プログラマーなどIT系職種の求人を多数保有。
スキルを登録しておけば企業から直接スカウトを受けられる。
登録者が自分でアプローチすることも可能。カジュアルに情報収集するならここ。
【第3位】ワークポート(公式:https://www.workport.co.jp/ )
IT業界に詳しい転職エージェント。特に手厚いサポートが評判。
スキルや職歴に自信がなくても「今のスキルでどうアピールしていくか」を考えてくれる。
今まで転職エージェントを使ったことのない人、エンジニア歴が浅い人にもおすすめ。
高単価案件も多く、技術的な相談にも対応してくれます。
自分のスキルの市場価値を客観的に見直すためにも、転職サービスはおすすめです。
転職するつもりがなければ断ってOKなので、情報収集の手段として登録しておきましょう。
この記事では下記のことを解説しています。
- Ruby on Railsがオワコンと言われる理由や将来性
- Ruby on Railsの求人数や案件の単価相場
- Rubyエンジニアにおすすめの転職サービスの詳細
- Rubyエンジニアとして活躍し続けるために必要なこと
ぜひ最後までご覧ください。
目次 (PRも含まれます)
Ruby on Railsがオワコンと言われる3つの理由
シェアが継続的に伸びており、他言語と比較してもシェアや求人数が多いにもかかわらず、Ruby on Railsがオワコンと言われるのはなぜでしょうか。
- PHPと比較するとシェアが少ない
- 保守管理がしづらい
- 処理速度が遅い
1つずつ解説します。
PHPと比較するとシェアが少ないから
1つ目の理由はPHPと比較して、Rubyのシェアが少ないことです。
実際に下記の2023年サーバーサイド言語のシェアを見ると、Rubyは5.3%、PHPは77.5%と大きな差があります。
引用:W3Techs「Historical trends in the usage statistics of server-side programming languages for websites(https://w3techs.com/technologies/history_overview/programming_language)(2023年5月25日時点)
PHPに比べると、Rubyはまだまだシェアが圧倒的に低いといえます。
しかし、PHPと比べてシェアが低いのはどの言語も一緒です。むしろRubyはじわじわとシェアを伸ばし続けています。
保守管理がしにくいから
保守管理がしにくいことも、Ruby on Railsがオワコンと言われる理由の一つです。
Rubyは同じ処理を実現するにしても、さまざまな書き方ができます。「柔軟に処理を記述できる」ことはRubyのメリットです。
しかし、人によって記述方法に差が出やすい分、他人の書いたコードを理解しにくいというデメリットもあるのです。
たしかに柔軟性の低いプログラミング言語を採用すると難易度が高い反面、エンジニアによる書き方の違いが少ないため、運用保守が容易です。
しかし、柔軟性が高いRubyに対し、そのフレームワークであるRuby on Railsは「設定より規約」という設計理念があるため、開発をする際にも明確なルールがあります。
そのルールに則って開発が進むため、プロジェクト全体で考えると、必ずしも「運用保守がしにくい」と言い切ることはできません。
処理速度が遅いから
Rubyはインタプリタ型の言語であるため、処理速度が遅いというデメリットがあります。
翻訳と実行がセットになっているので記述したコードをすぐに実行できるというメリットがあります。
しかし、実行するたびに毎回コードを機械語に翻訳しなければならないため、プログラムの実行速度が遅くなるのです。
Rubyは規模が大きく、処理速度が求められるようなアプリ開発には適していません。
【結論】Ruby on Railsには将来性がある!その理由を解説
結論から言うとRuby on Railsには将来性があります。
なぜならサーバーサイド言語のなかでも、Rubyのシェアがじわじわ伸び続けているためです。
W3Techsの調査によると、2021年のサーバーサイド言語シェアにおいて、Rubyのシェアは2021年1月時点で4.7%でした。
それが2023年5月時点では5.3%まで上昇しています。
引用:W3Techs「Historical trends in the usage statistics of server-side programming languages for websites(https://w3techs.com/technologies/history_overview/programming_language)(2023年5月25日時点)
この状況を見ると「Ruby on Railsはオワコンである」と言い切ることはできません。
Ruby on Railsは求人動向・案件報酬とも安定している
Ruby on Railsのフリーランス求人は、他の言語と比較しても数が多いです。
フリーランスエージェント「レバテックフリーランス」の下記調査によると、2022年時点でRubyの案件数は15のプログラミング言語中5位でした。
引用:レバテックフリーランス「【最新版】プログラミング言語別単価ランキング!フリーランスエンジニアにおすすめの言語は?」(2022年時点)
またフリーランス案件の単価相場を見ても、Ruby on Railsは高水準です。
同じく「レバテックフリーランス」のデータによると、各プログラミング言語の案件の平均単価は下記の通りでした。
- Ruby:80万円
- Python:76万円
- PHP:72万円
- JavaScript:71万円
- Java:68万円
引用:レバテックフリーランス「単価相場」(2022年5月29日時点)
- 「SESやSIerから、Web業界の自社開発企業に転職したい」
- 「自分のスキルセットで本当に転職できるのだろうか?」
と悩まれている方もいると思います。
「自分のスキルがどれくらい他の会社で通用するのだろうか」
と悩んでいるなら、転職エージェントよりもまずはエンジニア向けのスカウトサイトに登録して、どのくらいのスカウトが来るのかみてみるのがおすすめです。
想定以上のオファーをもらえました。
もし高い年収をオファーされるのであれば、転職活動をスタートできますし、逆に低い年収だった場合、今何が足りていないのか客観的に認識できます。
Web業界未経験OKの自社開発企業が多い、スカウトサイトGreenがおすすめです。
公式サイト:https://green-japan.com
登録自体は30秒ほどで終わるので、ぜひ転職市場価値を測定してみましょう!
Greenに無料登録してスカウトを受け取るRuby on Railsの求人例
Greenに掲載されている、Ruby on Railsの求人例を紹介します。
想定年収 350万円〜1200万円 業務内容 サーバーサイドエンジニア、フロントエンドエンジニア、インフラ/ネットワークエンジニア、WEBデザイナーなど幅広い案件の開発をご担当頂きます。
皆さまのキャリアと今後の展望をお聞かせ頂き、弊社営業とすり合わせしながらご納得頂ける案件に参画していただきます。
【 プロジェクト例 】
■旅行会社様予約システム開発(5名参画中/10名以上規チーム大予定)
└Java/PHP/.NET(C#)
■モバイルデバイス管理サービス開発(4名参画中/10名以上規チーム大予定)
└Java(spring)/Ruby/iOS/AndriodOS
■アパレル店舗向けアプリ開発(3名参画中/10名以上規チーム大予定)
└iOS(swift/Objective-C),SQL
■デリバリーサービススマホアプリ開発(1名参画中/5名以上規チーム大予定)
└Android(java/kotlin),iOS(swift/Objective-C)
■住宅ローン申込みプラットフォーム開発
└Ruby on Rails
■広告代理店最大手様RPAコンサル支援
└RPA(UiPath)
■ラボ型開発によるWEB制作、環境構築支援
└PHP/WordPress, HTML/CSS/javascript
【チームの雰囲気】
20代中盤~30代前半のメンバーが多く、和気あいあいとした雰囲気です。
ベテランメンバーも物腰が柔らかく、若い方も打ち解けやすいです。
悩みを聞いてくれる先輩もいるので、1人で抱える事なく安心してお仕事していただけます。
▼こんな方が向いています
・仕事にやりがいが欲しい
・人と話すことが好き
・チーム開発に興味がある
・幹部,マネージャーを目指したい
・もっと上のステージにトライしてキャリアと年収を上げたい
▼明確な評価基準
<5千円昇給(月)>2~3ヶ月を予測して月15万円以上利益が出る場合
<1万円昇給(月)>半年後を予測して月15万円以上利益が出る場合
<3万円昇給(月)>年間を予測して年180万円以上利益が出る場合
<5万円昇給(月)>年間を予測して3名以上のチームかつ1人180万円以上利益が出せる計画の場合
▼年収実例
500万円/26歳 経験4年(月給42万円)
720万円/29歳 経験6年(月給60万円)
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今後もエンド企業様を中心に弊社チームを拡大していく予定です。
お客様と伴走し、社内メンバーとのチームワークを取りながらの業務は
従来のSES業務よりもやりがいと濃いキャリアを得る事ができます。
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(2024年06月15日 現在)
Rubyエンジニアにおすすめの転職エージェント&サイト3選
「本当にRuby on Railsには需要がある?」と不安な人は、一度転職エージェント・転職サイトに登録してみましょう。
転職を考えていなくても、企業がどんなエンジニアを求めているかを知ることで自分の市場価値を冷静に把握できます。
- Rubyエンジニアを求めている企業がどのくらいあるのか?
- どの程度の待遇で迎えられるか?
- どんなスキルを期待されているのか?
が分かれば、ネットの評判に踊らされずに今後のキャリアをイメージしやすくなります。
ここでは、特にエンジニアの転職に強みを持っている3つの転職サービスをご紹介します。(表は左右にスクロールできます)
公式サイト | 強み | |
レバテックキャリア | https://career.levtech.jp/ | ・IT・Web系の転職に特化 ・業界事情やトレンドにも詳しいスタッフが多い ・技術・待遇・社風など幅広く相談できる |
Green | https://www.green-japan.com/ | ・企業からのスカウトを受けられる ・気になる企業にワンクリックでアピール可能 ・自分のペースで情報収集したい人向け |
ワークポート | https://www.workport.co.jp/ | ・サポートが手厚い ・エンジニア歴が短い人でも対応OK ・専用アプリで転職活動をサポート |
ここからは、各社サービスについて詳しく説明していきます。
レバテックキャリア|IT・Web系特化で業界事情に詳しい
(画像はレバテックキャリア公式サイト(https://career.levtech.jp/)より引用
拠点 | ※現在は電話でのリモート対応可 (2022年1月現在) 東京 / 神奈川/ 千葉 / 愛知/ 大阪/ 京都/ 兵庫/福岡/熊本 |
求人数 | 14,543件(非公開求人は除く, 2022年1月現在) |
強み | エンジニア、ディレクター、PM、ITコンサル特化 エンジニアの転職にとにかく強い。 求人の平均年収も高い |
おすすめな人 | ・今より年収を上げたい現役エンジニア ・SIerからWeb業界に転職したい人 |
公式URL | https://career.levtech.jp/ |
『レバテックキャリア』は、業界トップクラスの求人数を誇るエンジニア特化の転職エージェントです。
スタッフが実際に各企業に出向き、現場で活躍するPMやエンジニアに対して年に7,000回ものヒアリングを実施しています。
(画像はレバテックキャリア公式サイトより。2023年6月18日確認時点。)
- 「エンジニア一人では得られない、リアルで詳細な情報が得られた」
- 「技術的な希望も踏まえてアドバイスをくれた」
など、利用者からの評判も上々です。
求人の年収相場も高く、有名企業からの求人も多いため「本格的に転職を考えている」「もっとキャリアを磨きたい」という人にもおすすめの転職エージェントです。
Green|自分のペースで情報を集めたい人に
公式サイトより引用:https://www.green-japan.com/
運営会社 | 株式会社アトラエ |
公開求人数 | 31,164件 |
対応地域 | 日本全国 |
特徴 | IT・Web系スタートアップや外資系企業の求人が豊富。 フルリモートの求人多数 企業からのスカウトあり |
※2023年1月18日時点・公式ホームページより参照(公式:https://www.green-japan.com/)
Greenは、IT・Web業界特化型の転職サイトで、スタートアップやベンチャー、外資系など幅広い企業の求人があります。
転職エージェントと違ってコンサルタントのサポートやカウンセリングはありませんが、自分のペースで情報収集したい人に向いています。
Greenの主な特徴は下記の通りです。
- スキルを登録しておくことで人事担当者から直接スカウトが来る
- 自分からワンクリックで企業にアプローチすることも可能
- 企業担当者と連絡を取ったりカジュアル面談ができたりする
- 会員登録すれば求人を出している社員の口コミも見ることができる
- 未経験者やエンジニア歴の浅い人でも利用OK
ワークポート|初心者でも親身に話を聞いてくれる
ワークポート公式サイト:https://www.workport.co.jp/
拠点 | 東京 / 札幌 / 仙台 / 郡山 / 宇都宮/ 高崎 / 埼玉 / 横浜 / 千葉 / 新潟 / 静岡 / 名古屋 / 金沢 / 岐阜 / 滋賀 / 大阪 / 京都 / 神戸 / 姫路 / 岡山 / 広島 / 高松 / 小倉 / 福岡 / 長崎 / 熊本 / 鹿児島 / 沖縄 /ソウル(韓国) |
求人数 | 約7.8万件(2023年5月現在。非公開案件を含む) |
強み | ・元IT専門・転職エージェントの豊富な知見 ・専門性の高いキャリアカウンセリング ・経験年数の浅い人・第二新卒向け求人あり |
おすすめな人 | ・経験年数が短いが、転職したい人 ・IT業界の求人を幅広く知りたい人 ・IT業界全般に強いアドバイザーを求めている人 |
公式URL | https://www.workport.co.jp/ |
ワークポートは、サポートを重視する人・転職エージェントへの登録に不安を持つ人におすすめです。
書類作成アドバイスなどのサポートが丁寧で、エンジニアとして経験年数が浅い人に対しても親身に話を聞いてくれます。
キャリアアドバイザーの専門性も高く、エンジニア初心者にも経験者にもおすすめです。
ワークポートの口コミ
・求人紹介のみでなく、これまでのキャリアや性格から、よい点も悪い点もよい意味で素直に分析をしていただき、サポートをしていただけた点。また過去の面接の内容を、口頭およびeコンシェルで教えていただけた点。
(26歳・女性)
・一貫して適切で丁寧だった点。思った以上の早さで転職ができた点。対応の早さ。履歴書などのWeb作成。
(24歳・男性)
・連絡が早い、何度も軸を確認してくれる。メリット、デメリットもしっかりと伝えてもらえる。
(23歳・女性)
・転職活動全般の注意事項や大切にすべき点を知れたこと。また、希望に沿った企業様を多数ご紹介いただけたこと。
(28歳・女性)
・他社と比べて、紹介していただいた求人数や幅が多かった。また、自身が望むキャリアやフォローについて理解していただけたため、スムーズに進めることができた。
(32歳・男性)
登録は無料なので、ぜひ登録して実際の求人を見てみましょう。
Ruby on Railsの強みと、学習するメリット4つ
Ruby on Railsの強みや学習するメリットは、以下の通りです。
- 開発スピードが速い
- コードがシンプルで初心者でも学びやすい
- コミュニティが活発
順番に見ていきましょう。
開発スピードが速い
1つ目のRuby on Railsのメリットは、開発スピードが速いことです。
Ruby on Railsは記述がシンプルで読みやすく、書きやすいフレームワークです。
またライブラリが豊富で、さまざまな機能を短時間で実装できるメリットもあります。
さらに開発をする際のルールが明確であり、そのルールを理解すると生産性の向上が期待できます。
汎用性がある
Rubyは汎用性が高く、さまざまなシステムやアプリケーション開発に使える言語です。
複数の言語で開発するよりも、汎用性の高いRubyで開発するほうがコストを抑えられる場合があり、リソースやコストをあまりかけられないスタートアップ企業などで重宝される傾向にあります。
コードがシンプルで初心者でも学びやすい
Rubyはコードがシンプルで、初心者でも学びやすい点もメリットです。
またRubyは日本人であるまつもとゆきひろ氏が開発したため、日本語のドキュメントも充実しており、学習しやすいのも魅力といえます。
難解なプログラミング言語から学習を始めると挫折しがちな初心者も、Rubyであれば楽しく学習できる可能性が高いです。
コミュニティが活発
RubyやRailsは開発者が多い分、RubyやRailsに関する日本のコミュニティが活発なことも嬉しいポイントです。
実際に北海道から沖縄まで勉強会や交流会を開催するコミュニティがあり、お互いの知見をシェアできる機会が豊富です。
特にフリーランスエンジニアの場合、会社員のように業務やキャリアの悩みを他人に相談できる機会が少ないので、孤独を感じやすくなります。
Rubyエンジニアなら積極的にコミュニティに参加することで、エンジニア仲間が見つかり、フリーランスとして活き活きと働ける可能性が高いです。
Rubyエンジニアとして活躍し続けるために必要な3つのこと
今後もRubyエンジニアとして活躍し続けるために必要なことは、主に以下の3つです。
- 再利用しやすいコードを書けるようになる
- 他の言語やフレームワークも習得する
- クライアント目線で開発できるようになる
順番に見ていきましょう。
再利用しやすいコードを書けるようになる
1つ目は再利用しやすいコードを記述できるようになることです。
RubyはPythonのような他の言語と異なり、エンジニアによってコードの品質にばらつきが出やすいという懸念点があります。
そのためRuby on Railsを利用してコードを記述する際に、再利用しやすいコードに仕上げることが重要です。
コードが再利用しやすくなれば、同じ機能を実装するときも時間を短縮でき、空いた時間で新しいコードを書くことができます。
他の言語やフレームワークも習得する
開発現場や求められているシステムによっても、使用する言語は変わってきます。
またRubyやRailsの需要は高いですが、将来的にRuby単体の案件は減少する可能性もあります。
より効率的に扱える言語が生まれることで、既存の言語が廃れたり、新言語へ移行したりといった流れは避けられません。
そのため「JavaScriptやReact+Ruby on Rails」のように組み合わせて使えるようになることが大切です。
多くの言語やフレームワークを習得することで、言語特有の概念や考え方をさまざまなシーンで活用できるようになります。
単一の言語しか知らないエンジニアに比べて、よりクライアントの要件に沿ったシステム開発が可能です。
クライアント目線で開発できるようになる
クライアント目線で開発できるようになることも欠かせません。
そもそもクライアントは、プログラミングなどの詳しい知識を持っていない場合も多いです。
そのため要望を丁寧にヒアリングしたうえで、視覚的にわかりやすく、優れたアプリケーションやサービスを生み出せるスキルが求められます。
実際に高単価な案件ほど決められた作業を行うだけではなく、自ら提案や発信ができる人材を募集している傾向があります。
上記3つを意識して取り入れることで、Rubyエンジニアとしての市場価値が上がり、さまざまな案件で採用される可能性が高まります。
稼げるRubyエンジニアを目指すのに役立つプログラミングスクール
「他の言語も習得したい」「もっと稼げるRubyエンジニアになりたい」という場合は、プログラミングスクールがおすすめです。
基礎的な知識をあらためて身につけられることはもちろん、自分でサービスを開発して起業できるスキルも習得しやすくなります。
今回はRubyエンジニアにおすすめのプログラミングスクールを、下記の3つ紹介します。
- Tech Academy
- RUNTEQ
- ポテパンキャンプ
1つずつ特徴を見ていきましょう。
Tech Academy
TechAcademy公式サイトより引用
学習言語 | Ruby, Ruby on Railsなどのサーバーサイド言語, HTML5/CSS3, Bootstrap, Git/Github |
受講場所 | 完全オンライン |
期間 | 4週間〜 |
講師 | 現役エンジニア |
主なサポート | ・毎日の毎日15時〜23時のチャットサポート ・週2回のマンツーマンメンタリング(最初の週のみメンタリングは週1回) ・回数無制限の課題レビュー |
料金 | 社会人:¥174,900 (税込)〜 学生:¥163,900(税込)〜 |
全額返金保証 | なし |
転職紹介 | 受講生限定のスカウトサイト |
引用:公式サイト(2023年5月29日時点)
TechAcademyは完全オンラインのプログラミングスクール。
特にお手頃な価格でWeb系プログラミングを学びたい人におすすめです!
TechAcademyで無料体験する- 講師が複数ではなく、完全マンツーマンなので、一人ひとりしっかりとフィードバックをもらえる
- オリジナルアプリ作成までの、サポートが手厚い
①完全マンツーマンなので、受講者一人ひとりに合わせたアドバイスをしてくれる
Techacademyの場合は、講師が完全にマンツーマンです。
- その人の理解度にそった学習方法の提案
- その人の今後のキャリア設定にそったサポート
上記のような手厚いサポートを受けることができます!
たとえば「Webアプリ・フロントエンド・Webデザイン」の3つのコースを組み合わせることで、次のようなスキルを習得できます。
- Ruby on Railsを使った開発スキル
- jQueryやWebAPIを利用したサイト設計・実装スキル
- Webサイトの目的を正確に伝えられるデザインスキル
また開発中にエラーが出て困っても、Slackというチャットツールで質問すればOK。
15時〜23時の間なら、数分でメンターがヒントをくれます!
カウンセリング後も、ちゃんと一人ひとりにコメントをくれます。
テックアカデミーを受講中なんですけど、個人的に1番嬉しいサポートが、slackでいつでも聞けるチャットサービスです。
メンターの方が秒速で答えてくれるので、わからなくてイライラしてプログラミングが嫌になるということがないです。
エラーを怖いと思わないんですよね。
この効果は大きいです😌— TR (@tr_logs) October 2, 2018
②オリジナルアプリ作成のサポートが手厚い
TechAcademyのカリキュラム、実はオリジナルアプリ作成のサポートまでやっています。
ここで実際にオリジナルアプリを作っていきます。
ここで作ったアプリは、そのままポートフォリオとして営業活動に活かせます。
サポートの質 | ★★★★★(5.0) |
講師の質 | ★★★★☆(4.0) |
カリキュラムのレベル | ★★★☆☆(3.0) |
転職支援の質 | ★★★☆☆(2.0) |
価格の安さ | ★★★★★(5.0) |
総合点 | ★★★★☆(3.8) |
公式サイト:https://techacademy.jp/
レビュー記事:【体験談】TechAcademy(テックアカデミー)の評判を徹底解説【転職やメンターはどう?】
※更新情報 2023年5月時点、TechAcademyでは以下の特別割引プランがあります。
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という特典があるので、まずは公式サイトから無料体験を受講してみるのがおすすめです!
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公式サイト:https://runteq.jp/
RUNTEQは、スタートアップ特化のWebエンジニア養成スクールです。
主な学習言語 | HTML,CSS,JavaScript,Ruby, Ruby on Rails |
受講場所 | 完全オンライン |
期間 | 9ヶ月間(1,000時間) |
講師 | 現役エンジニア |
主なサポート | ・チャットサポート ・1ヶ月ごとにオンライン面談を実施 ・オリジナルポートフォリオの作成支援 ・選考サポート、提携企業の紹介あり |
コース・料金 | ¥550,000(税込)※分割にて¥26,400(税込)〜 |
参照:公式サイト 2023年5月25日時点
「スタートアップで仕事をしたい!or自分でスタートアップを立ち上げたい!」という目標が明確なRubyエンジニアにおすすめです!
- スタートアップ特化で、すぐにフルスタックエンジニアとして活躍できるように実務を意識したカリキュラム
- 最大9ヶ月、合計1,000時間の豊富な学習量
- 困ったときに相談しやすいキャリアトレーナー体制を用意
他のプログラミングスクールと比較しても、スタートアップで必要となる人材育成に特化している点が特徴です。
RUNTEQでは独学や他のスクールでは学べない独自の講義をやります。
例えば・ITエンジニアが関わる業界知識
・スタートアップの業界知識やファイナンスの基礎知識
・プロダクト作りの考え方
・マーケティング、広告入門
・基礎技術
などWebエンジニアに必要な周辺知識をお伝えします。
— ひさじゅ@Web系転職に強いプログラミングスクールRUNTEQ (@hisaju01) June 18, 2019
自走力を持って学習を進められるよう、すぐに答えを教えるのではなく課題の解き方、考え方を教える体制を心がけています。
またプログラミングの知識だけではなく、実際の開発現場におけるノウハウについても学習することができます。
「そもそも企業にアピールできるサービスを開発するために、何から学習を始めれば良いか分からない……」というRubyエンジニアの方でも大丈夫です。
無料のキャリア相談会もあるので、間違った学習方法やスクール選びをする前に一度相談してみましょう。
ポテパンキャンプ
主な学習言語 | Ruby, Ruby on Rails |
受講場所 | 完全オンライン |
期間 | 5ヶ月間(20週) |
講師 | 現役エンジニア |
主なサポート | ・チャットサポート ・スタートサポート ・オリジナルアプリの開発支援 ・自社開発企業への転職支援 |
コース・料金 | ¥400,000(税込) |
転職紹介 | 自社開発企業を紹介 |
参照:公式サイト 2023年5月25日時点
ポテパンキャンプの良いところは、上げるときりがないのですが、絞ると以下3点です!
- ポテパン卒だとさまざまな案件で「即戦力扱い」されるレベルの教育の質
- エンジニアとしてキャリアを伸ばすのには欠かせない「自社開発企業」のみを紹介
- 圧倒的に良心的な価格!
①ポテパン卒だと現場で「即戦力扱い」されるレベルの教育の質
まずポテパンキャンプは、プログラミングスクールの中で最高レベルの教育の質です。
僕自身、すでに10社以上プログラミングスクールを取材していますが、正直どのスクールにいっても「即戦力」には程遠いんですよね。
「入社した会社よりもポテパンキャンプの方が厳しかったので成長できた」と現役エンジニアに言わせるほどです。
僕が実際に卒業生にインタビューした方の中にはフリーランスエンジニアにすぐ独立して、すごい高給取りになっている人もいました。
②Rubyエンジニアとしてキャリアを伸ばすのには欠かせない「自社開発企業」のみを紹介
「Rubyエンジニアとして自社開発企業に就職したい」という方にも、ポテパンキャンプはおすすめです。
ほかのプログラミングスクールって、自社開発の企業をなかなか紹介してくれないんですよね。
就職ハードルが非常に高いからです。
でもポテパンキャンプは「完全に自社開発企業しか紹介しない!」というスタンスでやっています。
圧倒的に良心的な価格!
エンジニア就職まで検討しているなら、圧倒的に費用対効果のよいスクールがポテパンキャンプです。
デメリットとしては、やる気がない人は面接で落ちるところです。
だからやる気がなかったり、どうしても年齢が上すぎる人は紹介できないんですよ。だから普通に面接で落ちます。
逆に言うと、ちゃんとやり切れる人であれば、実務に近い環境でプログラミングスキルを身に付け、就職まで成功することができます。
「本気でRubyエンジニアとして就職したい!」という人には圧倒的におすすめなプログラミングスクールです。
ということで、ポテパンキャンプの評価です。
サポートの質 | ★★★★★(5.0) |
講師の質 | ★★★★☆(4.0) |
カリキュラムのレベル | ★★★★★(5.0) |
転職支援の質 | ★★★★★(5.0) |
価格の安さ | ★★★☆☆(3.0) |
総合点 | ★★★★☆(4.2) |
未経験からRubyエンジニアになるために必要な5つの知識
「RubyやRuby on Railsについて詳しくないけど、これから挑戦してみたい!」という場合は、次の知識を身につけることが大切です。
- バージョン管理ツールの知識
- 言語の知識
- フレームワークの知識
- インフラの知識
- フロントエンドの知識
詳しく解説します。
バージョン管理ツールの知識
Rubyに限らず、アプリ開発の現場ではソースコードのバージョンを管理する必要があります。
バージョン管理ツールを使いこなすことで、下記のメリットがあるからです。
- 機能が実装できなかったときに、いつでも元の状態に戻せる
- 他のエンジニアが既存のコードを書いた意図を確認し、質問できる
- ソースコードを変更した部分が一目でわかる
特にバージョン管理ツールを使うと、「ソースコードのどの部分をどのように変更したのか」が一目瞭然になります。
そのためバグが解消できなくて質問したいときや、自分が実装したコードの確認を上司に依頼したいときに便利です。
開発効率が上がるため、バージョン管理ツールの知識は欠かせません。
言語の知識
Rubyエンジニアは、Rubyを使用して開発を行います。
そのため次のような基礎知識は必要不可欠です。
- 変数
- 条件分岐や繰り返し処理
- 四則演算
- 各種オブジェクト(文字列、数値、配列、ハッシュ、正規表現など)
また現場に入った際はRubyと各種ライブラリの機能を組み合わせ、目的とする処理を実装する機会も非常に多くあります。
それに新機能の実装や既存機能の変更を行う際には、対象アプリやライブラリのソースコードを読み解く必要もあるでしょう。
Rubyに関する基礎知識がないと、コードを読み解くことができず、新機能の実装や既存機能の変更も困難になってしまいます。
フレームワークの知識
Ruby on RailsはRubyのフレームワークであり、こちらを使用してアプリ開発を行います。
Ruby on Railsに関しては、まずCRUD処理を実装できるようになりましょう。
それに加えライブラリを利用した代表的な機能の実装は、一通りできるようになっておくと良いです。
またエラーが発生したときにも対応できるよう、フレームワークの構造理解も必要です。
ルート・ビュー・コントローラ・モデルなど、それぞれの役割はまず先に把握しておきましょう。
構造理解があると、エラーが発生したときにも「どの部分でエラーが発生したのか?」をすぐ予測できるようになります。
インフラの知識
エンジニアにはデータベース(以下、DB)の知識が必須です。
Railsなどのフレームワークは、DBに接続することで登録・編集・削除・一覧表示などのCRUD処理が実現できます。
本来であればDBを操作するためにはSQLが必要ですが、RailsはSQLを書かなくてもDBを操作することが可能です。
しかし、意図した処理にならないときは「DBに対してどのようなSQLが実行され、どのような操作を行っているのか」を把握する必要があります。
そのためSELECTやINSERT、UPDATE、DELETEなど、基本的なSQL文を理解しておくことが大切です。
他にもインフラに関しては、以下の知識も必要です。
- クラウド(AWS、Azure、GCPなど)
- サーバー構築
- ネットワーク構築
- セキュリティ対策
特にクラウドの知識を身につけておくと、請けられる案件の幅も広がります。
フロントエンドの知識
Webアプリを開発するエンジニアであれば、HTML・CSS・JavaScripeの知識は必要です。
特にHTML・CSSはWebサイトの画面を構成する基本的な言語であるため、決して避けては通れません。
またJavaScripeは汎用性の高い言語なので、継続して学習を重ねましょう。
ただし、未経験者がいきなりフロントエンドエンジニアになろうとするとハードルが非常に高いです。
なぜならフロントエンドエンジニアになるには、フロントエンドフレームワークとサーバーサイドフレームワークの両方を、高度なレベルで使いこなせる必要があるためです。
まとめ
本記事では「Ruby on Railsはオワコン」と言われる理由や将来性、長く活躍するために必要なことについて解説しました。
Rubyのシェアは伸び続けているうえ、言語全体のなかでもフリーランス案件が比較的多い傾向にあります。
今後もフリーランスエンジニアとして活動し続けるのであれば、Ruby以外の言語やフレームワークも習得することが大切です。
「Rubyエンジニアとしてスキルアップしたい」「他の言語を効率良く学びたい」という方は、プログラミングスクールに通うことがおすすめです。
現役エンジニアのメンターから実務で役立つ知識を教えてもらえるうえ、わからないことがあればすぐに疑問を解消できる環境が整っています。
フロントエンドやWebデザインのスキルを身につけられるコースもあるため、将来的にフルスタックエンジニアやディレクターを目指したい人にも向いています。